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カテゴリー 勉強の方法論

過去問の取り組み方その1

 ふー梅雨が終わって暑さがマックスになってきましたね。自分はどんだけ暑くても健康のためにクーラーつけない派なんで、夜寝苦しいのなんのって。汗だくだくですわ(;*´ω`)ゞ

 さて、今日から数回過去問に対する自分の取り組み方、考え方なんかを述べたいと思います!

 よく過去問をとにかくまわせということが言われ、またそれだけやり続ければOKのようにも聞こえます。

 たしかに過去問ぐるぐるまわし戦法でも択一の点数は一定ラインまではいきますが、ある程度の点数で天井になってしまし、確実に合格ラインまで到達するのは厳しいです。

 さらに数問上乗せ点が必要。そのためには過去問や答練に出てきた肢を比較させていくという作業が必要になってきます。

以下の事例で検討します。

  • 事例1
  • 1、に融資。とりあえず、の不動産に抵当権の仮登記を設定登記した。
  • 2、は丙に当該不動産を売却。
  • 3、は抵当権につき仮登記に基づく本登記を申請。

  • この3、の登記の義務者が誰になるかですがもとの所有権者、、現在の所有権者、丙のどちらでもOKです。


  • 事例2
  • 1、に不動産を売却。とりあえずは仮登記を打った。
  • 2、に当該不動産を売却。所有権移転登記も完了。
  • 3、の仮登記を抹消する

  • この3の登記の権利者ももとの所有権者、現在の所有権者のどちらでもOKです。


  • 事例3
  • 1、に融資。の不動産に抵当権を設定登記済み。
  • 2、に当該不動産を売却。所有権移転登記も完了。
  • 3、の抵当権を抹消する

  • この3、の登記の登記義務者は旧所有者ではなく、現在の所有権登記名義人です


  • 事例4
  • 1、に融資。の不動産に抵当権を設定登記済み。
  • 2、まだ完済してないのに間違っての抵当権を抹消。
  • 3、からに所有権が移転。登記も完了。
  • 4、の抵当権の抹消回復登記を申請する

  • この4、の登記の登記義務者は旧所有者ではなく、現在の所有権登記名義人です(判例は抹消当時の名義人が義務者になるとしているらしいですが、過去問や通達では新所有者が義務者になるとしているので、こちらの結論でいいと思います)

 ちょっと調べてないんですが、仮に過去問に上記4つの事例がすべて出ていたとします。

 そうすると4つとも過去問に出てたんだから、過去問だけきっちりまわせばいいじゃんということになりがちです。しかしそれは違います。

 それは過去問をまわし続ければすべての肢を覚えることができるという前提があって始めて成り立つことです。しかし自分の経験則上、人間の頭はそんなに記憶力がよくありません。

 4つの事例は非常に似てます。そうすると本試験で上記事例のたとえば3がでたとしてもそれが1のことだったか、2のことだったか4のことだったかあやふやになるんです。

 だから過去問でも答練でも類似の問題がでてきたらまとめていく。これがすごく重要なことになってきます。

 例えば過去問等をといたときに上記事例の1つが出てきたら「申請者は誰がなるのか?」みたいな表題をつくってノートなりパソコン(パソコンの方があとで挿入等の修正ができるのでベター)にタイトルと事例を書いておきます。

 そしてさらに過去問等の問題を解き進めていくと似たような事例がでてくるので、それをどんどんノートの「申請者は誰がなるのか?」項目のところに移していきます

 この作業は必ずやってください。

 これをやるかやらないかがひとつの分岐点になります。

 受験生心理としてはこの時間をどうしても排除したくなるんです。なぜならノートに書くのに時間がかかるから。

 その書いてる時間の間に過去問を数問多くといた方がいいという焦りが生じるんです。必ず。(実際自分も人より多くのページを進めねば、問題を多くとかねば。という焦りからこの方法に転じるまで相当の年月を要しています。もっともそれだけ無駄な勉強時間を費やしたことが受験の長期化につながってるわけですが)

 ここは逆の理論です。急がばまわれ。

 勉強に限らずビジネスでもなんでもそうですが、世の中の事象というのは人より遠回りする方法を選んだ方が最終的に結果が出るのが早いようにできています。

 ノートにまとめたものがある程度増えてきたら、次に共通項をくくりあげるという作業をする必要があります。

 ただこれを説明するとさらに長くなるんで次回に回しますね~

 ではでは皆さんよい週末を~イエイ~♪ (★^▽^)V

過去問の取り組み方その2